概要
Codex Game Lab は、ゲームのアイデア文からローカルの Codex CLI に実装を任せるためのゲーム生成ツールです。
OpenGame の template と設計ドキュメントをベースにしつつ、OpenAI API キーを直接アプリへ渡す runtime ではなく、普段使っている codex exec を実装担当として呼び出す構成にしています。
作った背景
AI にゲームを作らせる流れ自体は面白いのですが、多くのプロジェクトが API キー前提の生成 runtime を抱えています。
自分としては、すでにログイン済みの Codex をそのまま使って、
- テンプレを切る
- 設計ルールを読む
- 実装する
- build/test/dev 起動まで確認する
という一連の流れをローカルで完結させたかったので、この CLI を作りました。
できること
- ゲーム案を
platformer / top_down / grid_logic / tower_defense / ui_heavyに分類 - OpenGame 由来 template と docs をコピーして scaffold
AGENTS.mdとCODEX_GAME_TASK.mdを生成codex execでゲームを実装- 生成後に
npm install,npm run build,npm run test,npm run devを自動検証 - 検証に失敗した場合、ログを添えて Codex に repair pass を依頼
VERIFICATION.mdと.codex-game-verify.logを出力
工夫した点
OpenGame の知見だけを借りたこと
このプロジェクトでは、OpenGame の runtime をそのまま使うのではなく、template と docs を vendor しています。
その上で、Codex に必要な instruction だけを AGENTS.md と task prompt に再構成しました。これにより、既存のゲーム制作ノウハウを活かしながら、自分のローカル作業フローに馴染む形へ寄せています。
完成後の検証を gate にしたこと
生成 AI は「見た目上コードができた」段階で止まりやすいです。
そこで codex-game-lab では、実装後に次を必ず確認するようにしました。
npm install
npm run build
npm run test
npm run dev -- --host 127.0.0.1 --port 4173
これで build だけ通って test がない、あるいは dev サーバが立たない、といった半端な状態を減らせます。
repair loop を入れたこと
ローカル検証が失敗したら、そのログを Codex に返して修正させる loop を入れています。
そのため、1 回の生成で終わらず、最後の詰めまで含めて AI に持たせやすくなっています。
使い方の例
codex-game create "Build a browser-based social deduction game" \
--archetype top_down \
--repair-attempts 2
まず scaffold だけしたい場合は次のようにします。
codex-game create "Build a tiny dungeon crawler" --no-run
技術スタック
| 領域 | 使用技術 |
|---|---|
| CLI 実装 | Node.js / JavaScript |
| 生成エンジン | Codex CLI |
| ゲーム雛形 | Phaser / Vite |
| テンプレソース | OpenGame-derived templates/docs |
| 検証 | npm scripts / local dev smoke |
今後やりたいこと
- Playwright を使った画面レベルの smoke test 追加
- archetype ごとの verify ルール拡張
- 生成物を別 repo として自動初期化する機能
- アセット生成の optional plugin 化
このプロジェクトは、AI にゲームを作らせる体験を「実装だけ」で終わらせず、最後の検証と修正まで含めて回すための土台として作りました。